有料老人ホームについて

  • 有料老人ホームの食事について

    • 有料老人ホームの食事は、入居している高齢者の身体の状態にあわせて作られ、しかも食べやすいようにきめ細かな配慮とバランスのとれた栄養が織り込まれています。
      しかし、どんなに心のこもった食事でも、食べられてこそ栄養になり、栄養士は高齢者が食事に対して関心をもち栄養に対する知識を理解してもらうために、給食委員会の設置や栄養指導の推進に努めています。
      有料老人ホームに入居している高齢者の中には、離床不可の人は、食事と入浴以外はほとんど寝て過ごしています。



      また、リハビリテーションやクラブ活動に参加している人でさえ、離床している時間は少なく、行動範囲は狭く、日常生活動作の能力は著しく低下しています。
      こうした日常生活動作の能力の衰えと並行して、精神機能も低下しています。



      趣味、会話、記憶は、嗜好調査や栄養教育の理解に重要であるだけに、このような精神機能の低下は栄養教育の効果を高めるうえで大きな障害となります。栄養教育を円滑に行うためには、有料老人ホームに入居する時に食嗜好や食習慣などを本人あるいは家族から聞き、書きとめて嗜好カルテとして整理・保存しておくことが必要です。
      嗜好カルテには食事に関することだけでなく、日常生活動作の能力を含む処遇内容を記録して事例を積み重ねていくようにすると、後日、同じような事例、特に床ずれや食欲不振の事例には大いに活用することができます。



      さらに、コンピューターを導入し、記録内容を明確にし臨床経験のノウハウを文字として積み重ねていくことが求められます。